2013.7.2 第16回 STOP TPP!! 官邸前アクション

 7月2日(火)午後6時から8時まで、さわやかな初夏の風のなか、16回目の「STOP TPP!官邸前アクション」を開催しました。
 今回は参院選直前であり、また15日からマレーシアで行われるTPP会合に日本参加か、ということもあり、官邸に向かうコールもさらに真剣みを帯びたものとなり、「震災復興したいなら、TPPは逆効果で問題外です」「暮らしを壊すTPPはいらない!」と声をあげました。
 21日の参院選では、一人でも多くのTPP反対議員を国会に送り込まなくてはならない、ということで、実行委員から各政党の公約からTPPに対する姿勢を表にして紹介しました。
 にゃんとま~さんは、周りの人にTPPを伝えるときは、食の安全が危ないこと、そしてアベノミクスもTPPも投資家だけが儲かるしくみで、一般国民の暮らしはますます苦しくなることを説明することが有効、と話しました。
 また、自由度が高いTPPでは危険度も高くなるISD条項を、なぜ日本企業が押し進めるか、ということについて、実は日本企業は米企業に多額の投資をしているため、ISDで米企業が日本政府を訴えて賠償金をむしりとるとき、米企業に投資している日本企業は日本政府からの賠償金を受け取る側にさえなりうるから、と説明しました。

 築地の東京中央市場労働組合の中澤誠さんは、「このごろ12月の選挙に負けたと思ってる人が多いけれど、あの選挙ではTPP絶対反対という民意が示され、我々は勝ったのであり、その後政府が約束を破っているだけ」と参加者を励ましました。
 1分間スピーチコーナーでは、「今は政治家はスポンサーの企業ばかりみているけれど、みんなが投票に行けば、政治家は国民をみるようになる」と語る参加者の姿がありました。
 参議院議員選挙の公示を7月4日に迎え、いよいよ選挙モードに突入です。STOP TPP!! 官邸前アクション実行委員会は、7月7日(日)午後4時から6時まで、新宿駅東南口で、「STOP TPP!! 7.7 参院選直前大行動 ~公約破りはダメ!選挙にGO!TPPにNO!~」と題したTPPの周知行動を行います。この日はちょうど七夕です。家族の健康や、就職などの切実でつましいお願いを星がかなえてくれるには、絶対に外せない条件があります・・・そうです、TPPに入らないこと!笹と短冊を用意しています。浴衣でのご参加も大歓迎です。ぜひお越しください。
 

【新聞】

●日本農業新聞

参院選控えTPP訴え 官邸前で市民グループ (2013/7/3)

http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=21993

http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=21994

 

●しんぶん赤旗

公約破りの党退場を TPP反対官邸前アクション
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-07-03/2013070315_02_1.html

 

●新聞「農民」

“TPPいらない”コール響く 各党の態度をパネルでアピール 参院選公示直前の官邸前アクション

http://www.nouminren.ne.jp/newspaper.php?fname=dat/201307/2013071503.htm


 

【ウェブジャーナル】

●IWJ

2013/07/02 ISD条項は日本資本が日本を訴える状況を生む可能性も ~ STOP TPP!! 首相官邸前アクション

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/88029

呼びかけ文

参議院選 直前!! TPPを選挙の争点に!

STOP TPP!!官邸前アクション

●日時:7月2日(火)18:00~20:00

●場所:首相官邸前

丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前」駅 3番出口(徒歩1分)

有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町」駅 1番出口(徒歩5分)

銀座線・南北線「溜池山王」駅 7番出口(徒歩5分) 

 参議院議員選挙が7月21日となり、7月4日には公示です。

 3月のTPP参加表明以降、4月の日米事前協議やAPECでの各国からの参加承認を経て、日本のTPP参加に関して次々と「既成事実」がつくられてきました。

 しかし、日米事前協議の結果や、さらには遅れて交渉参加する国が圧倒的に不利であることから考えても、日本がこれからTPP交渉参加してもメリットがないことは明らかです。

 ところが「すでに日本はTPP交渉に参加する」というムードがつくられ、安倍政権のもとでの公約破りについては一切問われていません。

 私たちは改めて、恒例の首相官邸前行動にて、参院選直前のこの時期、TPPをめぐる問題や日本の参加問題、そして安倍政権の責任を追求するべく訴えます。

 

★当日の内容(予定) 

●参議院選挙前! 各政党の政策&自治体の動き、全国各地の動きをチェック!

●アメリカのパブリックコメントから見える多国籍大企業の思惑 

●迫るマレーシア交渉会合―いま交渉はどうなっているのか  など 

※その他1分スピーチコーナー、ゲストトークなど