世界はGMOに「NO!」という! 5/21、日本でもMarch Against Monsanto(反モンサント大行進)

今年は、March Against Monsanto2016 実行委員会 が「March Against Monsanto(反モンサント大行進)」を計画しています。

 

STOP TPP!! 官邸前アクション実行委員会も、過去に反モンサントアクションを実行しました。

2012.9.18 OCCUPYモンサント×STOP TPP!!

2013.5.25 March Against Monsanto

2013.9.17 Occupy Monsanto

March Against Monsanto2016 実行委員会 からのお知らせを転載します。

 

(連絡先:アジア太平洋資料センターPARC

Tel:03-5209-3455 office@parc-jp.org)

 

 

(転送・転載大歓迎!)

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--世界はGMOに「NO!」という!--

5/21、日本でもMarch Against Monsanto(反モンサント大行進)

     http://geneticroulette.net/archives/2688

 

●日時:2016 年 5 月 21 日(土)15:00 ~ 16:30頃

★15:00 銀座・水谷橋公園に集合

★15:30 デモ出発

★16:30頃 解散予定

※水谷橋公園へのアクセス

中央区銀座 1-12-6 銀座一丁目駅 10 出口から徒歩約 2 分 宝町駅 A4 出口

https://goo.gl/maps/jri1k1mdYBN2

 

●主催:March Against Monsanto2016 実行委員会

(連絡先:アジア太平洋資料センターPARC

Tel:03-5209-3455 office@parc-jp.org)

 

★フライヤーはこちらから↓

http://geneticroulette.net/download/MarchAginstMonsanto2016-flyer.pdf

 

★今、なぜ、世界でモンサント反対デモか?

遺伝子組み換え作物の栽培が始まって今年で20年、遺伝子組み換え作物の栽培

は世界で大きな問題を作り出してきました。栽培地域での生態系の破壊、住民の

ガンや出生異常などの健康被害、世界の消費者や家畜の健康被害への懸念、さら

には遺伝子組み換え企業による食料生産の支配などへの懸念が高まっています。

 

★遺伝子組み換えと健康被害

 

 昨年3月にはWHOの外部研究機関がモンサントの殺草剤(農薬)ラウンドアップ

(グリホサート)を実験動物上での発ガン性認定となる2Aにランク付けしまし

たが、モンサントはラウンドアップがこのような健康被害を生み出すことを長い

ことひた隠ししてきたことがわかっています。しかし、モンサントは米国政府と

の近い関係を利用して、危険性を訴える意見を踏みつぶしてこの殺草剤を世界に

売り出すことに成功させ、ラウンドアップはモンサントのドル箱となりました。

モンサントが開発した遺伝子組み換えはこのラウンドアップの特許が切れた後

もモンサントが独占して売り続けるために、考案されたと言います。そうして作

られたラウンドアップとセットで売られるラウンドアップ耐性遺伝子組み換え種

子は世界のデファクトスタンダードとなり、モンサントのもとには他の遺伝子組

み換え企業からもこのラウンドアップ耐性技術の特許料が入り込むことになりま

した。

この遺伝子組み換え作物もラウンドアップに劣らず、それを食べる人に健康被

害をもたらすことが世界のさまざまな研究で指摘されています。もう1つの遺伝

子組み換えに害虫抵抗性遺伝子組み換え(Bt)がありますが、虫が食べたら死ぬ

ようなタンパクを生成するように遺伝子組み換えされており、モンサントは虫が

食べたら死ぬが、哺乳類には問題ない、と宣伝してきています。しかし、それを

食べた家畜が下痢を起こしたり、死ぬケースが世界で報告されています。この遺

伝子組み換えが登場してから人間にも腸の問題が大きくなっていることがデータ

としても確認されています。

 

★モンサント社とはどんな企業?

 

 世界の多くの国が遺伝子組み換えを使った食品にはその表示義務を課す遺伝子

組み換え食品表示義務を課していますが、モンサントはその制度を攻撃し、米国

政府やその同盟政府と組んでそうした制度の攻撃を進めてきました。米国での遺

伝子組み換え食品表示義務は米国の消費者の長年の夢でしたが、それもモンサン

トが先頭にたって潰してきました。遺伝子組み換え技術に批判的な研究にも組織

的な攻撃を行ってきたことが明らかになっています。

なかなか遺伝子組み換え耕作を承認しない世界の政府に対して、モンサントは

米国政府を通じて恫喝をかけています。こうした民主主義とありえないことを行

うモンサント社とはどんな会社なのでしょうか?

モンサント社は種子市場で世界最大のシェアを持つ企業ですが、もとは戦争を

通じて大きくなった化学企業でした。その手がけた製品とはサッカリン、PCB、

DDT、アスパルテーム(人工甘味料)、牛成長ホルモンなど健康被害を引き起こ

し、禁止されたもの、あるいは禁止運動の対象となっているものばかりであり、

さらにモンサント社は原爆製造計画やベトナム戦争での枯れ葉剤製造にも関わっ

ています。

その上、生態系に破滅的な影響を与えると懸念され、世界的な禁止が成立して

いる自殺種子(ターミネーター種子)の技術を所有し、日本モンサント社のWeb

サイトではターミネーター種子は一切開発も販売も考えていないといいつつも、

実際にはブラジル国会などを通じて、禁止を解くための働きかけまで行っている

ことがわかっています。

モンサント社は自由貿易協定などを通じて、世界の農民に種子企業から種子を

買わせることを強制し、種子企業を買収し、独占することで、世界の食料生産を

支配することを狙っています。アフリカやラテンアメリカの農民からも自分たち

の種子をモンサントが奪おうとすることに対して大きな怒りの声があがっていま

す。

世界の人びとがこうしたモンサント社の実態を知り、それに反対する行動を行っ

てきた結果、このところ、モンサント社の株価は落ち、モンサント社は研究所を

いくつも閉鎖し、リストラせざるをえない状況になっています。そうした行動の

元になってきたのが世界で同時に行われるMarch Against Monsanto(モンサント

に反対する行進)です。

 

★日本でのモンサント社とは?

 

 モンサントは日本ではどんな存在なのでしょうか? 日本では現在、遺伝子組

み換え作物の商業栽培は行われていません。そのため、日本でのモンサントの存

在は見えにくくなっています。しかし、日本は実はモンサントの大きなお得意様

なのです。日本は世界で最大級の遺伝子組み換え輸入国で、しかも日本の遺伝子

組み換え食品表示は既存する世界の制度の中でもっとも緩いため、日本の消費者

は知らないうちに大量の遺伝子組み換え食品を食べています。

そして、日本政府は米国政府以上にモンサントの要求に対して従順で米国政府

よりも先にモンサント社の遺伝子組み換えを承認することもよくあります。フラ

ンスなどでは一般の店では売ることが禁止されているモンサントのラウンドアッ

プも日本ではホームセンターなどでは大々的に売っており、規制されていません。

日本は現在、モンサントの天国と言ってもいい状況です。

日本政府も批准に向けて動き出しているTPPを成立させることで、各国政府の

権限が弱められ、遺伝子組み換え企業への反対がより困難となり、企業特権が認

められてしまうことが危惧されています。種子の権利が農民から取り上げられる

ことを世界の農民は危惧しています。遺伝子組み換えとその殺草剤に問題がある

ことが世界的に明らかになってきたにもかかわらず、TPPによって、それに蓋を

して反対できないような世界に作り替えられようとしています。そんな世界はご

めんです。

 

 消費者の健康や生産者の権利を奪うモンサントに対して日本からもノーの声を

上げていく必要があります。

 

ぜひ、あなたもモンサントに対してノーの声を!

 

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